HIGH OUTPUT MANAGEMENT

アウトプットを最大化するための仕事の基本原理とは、マネジャーが最も注力すべき仕事はなにか、タイムマネジメントの方法、意思決定のときにしてはいけないこととは、ミーティングはどう進めるべきか、1対1の面談(ワン・オン・ワン)ではなにを話すのか、人事評価はどう判断すべきか――。
マネジャーなら誰もが悩むことに答えてくれる、実践的で役に立つアンディ・グローブのアドバイスが満載の経営書である。(amazonより)

マネージャーのアウトプットは組織のアウトプットになるので、マネージャーの仕事は組織のアウトプットを大きくするためのテコ入れであるべきであるという話。情報収集、ミーティング、判断というものはそのためにするんですよ。一々ごもっともで耳の痛い話。
日本の一般的な会社経験が少ない私のようなものには、「一般的な会社」という幻想みたいなものがあって、「日本の会社ではこういうことはしないんじゃないか」と考えることがある。もちろん世の中にはいろいろな会社があって当たり前なので何をやってもいいのだけども、自分のやり方が大きくは間違ってないという確認になるのでこういう本はありがたい。 

私のいる会社での日本人スタッフは常に現地人を使う立場なので、彼らには現地スタッフを使っていろいろとやってほしいのだけども、使おうとする人が少ないというか、うまく扱える人は意外といない。ここ10年で一人くらいか。自分でやった方が早いからか指図をしても十分なリターンがないからか、その辺の理由はわからないけれども、たまに上手くいくと一人で仕事するより多くのことをできるので、人の使い方はなるべく早く覚えた方が良い。