隠し砦の三悪人

1958監督:黒澤明(1958 日)
出演:三船敏郎千秋実藤原釜足上原美佐志村喬

USアマゾンでブルーレイが安かったのを購入して、すごく久しぶりに『隠し砦の三悪人』を見た。子供たちには「スターウォーズの元ネタだ!」とか言いながら見せたが、途中から私一人で見ていたのは仕方がない。

戦国時代を舞台に、敗国の侍大将が姫と軍用金を擁して敵国突破をする姿を描いた娯楽活劇。第32回キネマ旬報ベスト・テン第2位。

全く頼りにならない農民2人と頼もしい侍たちの対比で、すごくドラマチックになっている。見どころは上原美佐の獣のような目(と声)と三船敏郎の太もも、あとは農民二人の情けなさ。その農民たちも侍たちに振り回されながらも強かで吉。あと砦から姫を見送る家臣(志村喬!)たちのシーンは悲しくないというかむしろちょっと笑ってしまった。

ところで昔から黒澤映画は日本で買うとすごく高い。VHSの頃は1万円切ることはほとんどなかったと思う。amazonとブルーレイの時代になってだいぶ安くはなったけども、まだ他のソフトに比べると少し高いようだ。なので、アメリカ版ブルーレイを購入した方が安い。ちなみに『椿三十郎』と『用心棒』のセットは30ドル!日本の半額くらいで買えるのでお勧め。