無印良品は、仕組みが9割

この本で大事なことは以下の3つ。

  • 細かいマニュアルを作る。
  • 毎月アップデートする。
  • マニュアル通りやらせる。

しかしこの3つをやり通すというのは、やったことある人にはわかると思うが、かなーり大変なことである。
まずマニュアル作りが大変である。私の脳味噌と人の脳味噌はちがう。簡単に言うと全くの素人でもこれを見れば間違わない!というのが優れたマニュアルなわけだが、それを作るのはすごく時間がかかる。だれか、作ってくれ。
それからアップデートも大変である。しばらく忘れているとどこから直して良いかわからなくなってしまう。下手すると一から作り直した方が早いんじゃないかということもある。だから毎月アップデートなのである。だれか、やってくれ。
そしてマニュアル通りやらせるのもまた大変である。スタッフはみな自分の好きなようにやりたがる。そうではなく、こうだ!と教え続けなくてはいけない。スタッフとのコンクラーベである。だれか、教えてやってくれ。
どうしても身に即した話なので情けない感じになってしまうが、まあそれだけ身につまされるような話が多かったということだ。文中にあった「標準がないと改善もない」というのはなかなかの名言だと思う。