古典好きな著者が古典を読みつつ作っていた系図から見ることのできる驚きの日本史。中世は胤よりも腹が重視されていて、女性の地位の低下と思に胤重視の現代に至る、という話を雑学多めでお伝えする新書である。内容は下記の通り。
- 平家は本当に滅亡したのか
- 天皇には何故姓がないのか
- なぜ京都が都になったのか
- 紫式部の名前はなぜ分からないのか
- 光源氏はなぜ天皇になれなかったのか
- 平安貴族はなぜ兄弟姉妹だらけなのか
- 「高貴な処女」伊勢斎宮の密通はなぜ事件化したのか
- 貴族はなぜ近親姦だらけなのか
- 頼朝はなぜ義経を殺さねばならなかったのか
- 徳川将軍家はなぜ女系図が作れないのか
ただ古典好きというだけあってその他の時代についてはざっくり。あと雑誌のコラムをまとめたものらしいので仕方のない面もあるが、いい年した大人がセックスセックス騒ぐのはいただけない。
- 作者: 大?ひかり
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2017/09/14
- メディア: 新書
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