星亮一の書き下ろし。著者は仙台の出身で奥羽越列藩同盟側から見た戊辰戦争がライフワークの模様。
戊辰戦争は薩長側からの視点と幕府側(特に新撰組周辺)からの視点についてはおおむね了解していたが、奥羽越列藩同盟の成り立ちについては私の中で靄がかかっていたのでスッキリした。作家による敗者の側からの検証であるせいか、いくぶん感情的に過ぎ、官軍を目の敵にしているきらいはあるが、さまざまな地元に残る話を拾い上げていて面白かった。
- 作者: 星亮一
- 出版社/メーカー: 静山社
- 発売日: 2010/08/04
- メディア: 文庫
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