舞台恐怖症

監督:アルフレッド・ヒッチコック(1950 米)
出演:ジェーン・ワイマンマレーネ・ディートリッヒほか
内容:女優を助けようとした友人を助けようとした女優
ネタバレしないように感想を書くのが難しい作品。いわゆる「信頼できない語り手」のミステリとして秀逸。ディートリッヒのイメージもうまく作用してすっかり騙されること請け合い。デカダンスと言うんですかファム・ファタールと言うんですか、日本語でいうと悪女だが、これは「マリコの部屋へ〜♪」と中島みゆきになってしまうので少し違う。とにかくそういった彼女のイメージが、といっても当時はどういったものであったか知らないのでそこまで考えていたかどうかは知らないが、少なくとも私の持つそのようなイメージはうまく働いた。ヒッチコックはたまにこういう作品があるから面白い。オススメ。