2011年に読んだ出久根達郎による夏目漱石の書簡紹介。
今に残る漱石の書簡は著者の「人生の教師」であるという。『私の個人主義』で読むことの出来る講演もそうだが確かに漱石の言葉はくだけていてユーモアに富んでおり読んでいて飽きることがない。明治の文章を現代に読んでも面白いというのはすごいことなんではないかな。書簡を通して浮き彫りとなる漱石の人となりも興味深い。
- 作者: 出久根達郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/07
- メディア: 文庫
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