2011年に読んだロバート・ゴダードのミステリ。デビュー作にしてたぶん一番面白い作品。
主人公は問題を起こして教職を追われた歴史学者。その彼が友人に呼ばれて訪れた先で、アスキス内閣の内務大臣まで務めた青年政治家が2年で失脚した謎を追え、という依頼を受ける話。その青年政治家のメモワールを軸に過去と現在が交錯し、主人公が謎に巻き込まれていく過程に有無を言わさず引き込まれてしまう。
- 作者: ロバートゴダード,Robert Goddard,幸田敦子
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 1996/10
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