清水義範の推理小説。
ターさんによるおすすめで、面白かったんだけどもオチは忘れた。いくつかの文章から殺人事件を垣間見る話で、いわゆる「信頼できない語り手」の類型になるんだろうか。面白かった。
気になったのは読んでいて深みがないというか、あっさりしすぎていたようにも思う。長ければ良いというものでもないが、もう少しこってりと書いても良いのでは。著者・清水義範の作品は「蕎麦ときしめん」ぐらいしか読んでないが、パスティーシュ(模倣?)の名手ということで軽さが売りなんだろうけども。
- 作者: 清水義範
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/05/01
- メディア: 文庫
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