病院坂の首縊りの家

横溝正史の長編推理小説。殺人事件の様子、犯行の背景、理由、全てがドロドロした感じで溢れており、金田一耕助最後の事件にふさわしいように思う。オススメ。
ちなみに金田一耕助の殺人防御率(主要10作品を選定し、探偵が事件に関与してから、解決するまでに起きた殺人件数を作品で割る)は4.2ととても低い部類に入るらしい。確かによく人が死ぬ。もっともそれでこそドロドロした感じが出てくるので一概に悪いとは言えない。