ロアルド・ダールの幽霊物語

ダールがテレビシリーズの企画のために集めた怖い話14編。企画自体は流れたらしい。
収録されている作品は以下。
「W・S」L・P・ハートリー
「ハリー」ローズマリー・ティンパリー
「街角の店」シンシア・アスキス
「地下鉄にて」E・F・ベンスン
「クリスマスの出会い」ローズマリー・ティンパリー
「エリアスとドラウグ」ヨナス・リー
「遊び相手」A・M・バレイジ
「鳴りひびく鐘の町」ロバート・エイクマン
「電話」メアリ・トリーゴールド
「手の幽霊」J・シェリダン・レ・ファニュ
「落ち葉を掃く人」Ex-プライベート・X
「あとにならないと」イーディス・ウォートン
「ブライトン街道にて」リチャード・ミドルトン
「上段寝台」F・マリオン・クロフォード
全体に「幽霊」という言葉から日本人が感じる恐怖感は無し。そういう意味では2ちゃんねる死ぬほど洒落にならない話を集めてみない?とかの方が怖い。感覚の違いか時代の違いか。
話として面白かったのは「地下鉄にて」と「落ち葉を掃く人」。