ブリジット・オベールの推理小説?
マーチ博士の家には上品な妻と自慢の4人の息子が暮らしているが、メイドのジニーが見つけた日記には4人の息子のうちの一人が殺人鬼であることを示す証拠があった・・・。
物語は殺人鬼の日記とジニーの日記を交互に読みながら、読者はジニーの推理とともに犯人の影におびえさせられるのだが、作者は見えるものと見えないものをちらつかせながら(というと日本語としておかしいようだが)たぶん全ての伏線を収束させ、なおかつ読者の裏をかいていた。おすすめ。
- 作者: ブリジットオベール,Brigitte Aubert,堀茂樹,藤本優子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1997/02/01
- メディア: 文庫
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