昭和42年、瀬戸内海に浮かぶ刑部島に再開発計画を持ち込んでいる島出身の億万長者の依頼により人捜しをするため、島がある岡山県にやって来ていた金田一。しかし捜していた男は、海で瀕死の状態となって発見される。金田一は友人である磯川警部から、男の最期の言葉を録音したテープを聴かされる。そこには不気味なメッセージが録音されていた。とおみんさい。
最後の横溝作品だそうで、解説には「珍しく著者が自賛していた」と書いてあった。確かに「鵺の鳴く夜は恐ろしい」「シャムの双生児」等等、猟奇的な要素が盛り沢山であるけれども、逆に派手すぎて私は「獄門島」の方が好きだなあ。
- 作者: 横溝正史
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 1981/05/15
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