獄門島

金田一耕助シリーズ。
昭和21年、金田一耕助は引き揚げ船内で死んだ戦友の手紙を届けるべく、彼の故郷・獄門島へと向かった。瀬戸内海に浮かぶ獄門島は封建的な古い因習の残る孤島だった・・・。
舞台から殺人の動機に至るまで、全てが封建的で古い因習に囚われていて、正に私が横溝作品に求めるものが詰まっている作品である。いわゆるマザーグース殺人事件ぽいのもポイントが高い。オススメ。
ちなみに謎を解く鍵となる言葉は最近ではたぶん放送できないと思うのだけども、映像化する際にはどうしてるんだろうか。気になるところ。と思ったら私はこの映画を見たことがあるんだった。感想にも似たようなことを書いていた。

獄門島 (角川文庫)

獄門島 (角川文庫)