アンドリュウ・ガーヴのサスペンス。
妻殺しの濡れ衣を着せられた夫の戦友が、素人探偵となって真相を探り出す。その過程で明らかになっていく妻の悪女っぷりが凄まじく、落差が大きい分面白い。が、サスペンスに必要な張りつめた空気に欠けるのはなぜだろう。なんとなく最初から最後までやんわりとした進み方、と思ったら最後に大甘なエンディングでさらにがっかりした。
- 作者: アンドリュウ・ガーヴ,福島正実
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1979/06
- メディア: 文庫
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