古代文明の謎はどこまで解けたか〈3〉捏造された歴史とオカルト考古学・篇

いまだに解明されていない古代文明の謎に最先端の考古学はどこまで迫っているのか?という本を三つに分けたうちの三。つまり完結。
今回は、考古学と捏造の例として、5000年前の男アイスマンシュリーマントロイア発掘、旧約聖書の最古の写本、ヴィンランド地図など、また考古学と超自然の例として、ツタンカーメンの呪い、エドガー・ケイシーアトランティスイングランドグラストンベリー教会の発掘などが挙げられている。一口に言うと前半は面白くて後半はつまらなかった。これは心霊に対する私の興味が薄いせいだろう。
一番面白かったのは聞いたことはあったけど詳しくはしらなっかたアイスマンの話。アイスマンときいて映画『トップガン』のヴァル・キルマーとは何の関係もなくて、スイスだかどこかで5000年前の人間が当時の服装・持ち物そのままに冷凍保存されて見つかったからさあ大変、という話。世の中には正に小説よりも不思議な話があるものである。