Houd Dog Taylor & The Houserockers


Hound Dog Taylor "Wild About You Baby"

ブルースを聴いていてファンキーさを大事にしたい向きにはHound Dog Taylorは外せない。Elmore Jamesのスライド・ギターの系譜を継ぐと言われているけども、相当に進化させているというか、彼の荒削りで激しいスライドはほとんどオリジナルに近く、これ以上ファンキーなおっさんもなかなかいない。指が6本あるというのもファンキー。ベースレスのトリオという編成もファンキー。関係ないけども同じ編成のJon Spencer Blues Explosionもファンキー。
ところで現在聞くことのできる音源のほとんどは、晩年に結成したHound Dog taylor & the Houserockersのもので、これは彼らの演奏を見たブルース・イグロアという人が彼らのレコードを出したいがために作ったレコード会社、アリゲーター・レコードから出されている。世の中には奇特な人がいるものである。ちなみに友人のドンコシバくんと私で結成されたぺロリーナペロペロ・ハウスロッカーズもここに由来している。命名は私ではない。
私としてはGive me back my wigとかTake fiveが好きなんだけどもYoutubeには見当たらなかったので、とりあえず彼が演奏してる動画を紹介。曲名はなんだか忘れたが、とにかく楽しそうでイイ。相棒のテレ使い、ブルワー・フィリップスの演奏もイイ。あとドラムが着てるTシャツほしい。