24 hours for cold liquids

昨日の話。
従業員フキコが珍しく神妙な顔をして、最近入荷したステンレスボトルを私のところへ持ってきた。曰くお客さんが怒っているという。箱には「24 hours for cold liquids」と書いてあるのに、冷たい飲み物を入れて3時間で温くなったのはどういうわけだ!ということらしい。
箱を調べてみると製造元は書いておらず、見るからに怪しい中国製品で、確かに箱の横にはそのように書いてある。書いてはあるが直訳すれば「冷たい飲み物用24時間!」であって、よくよく考えてみれば冷たさをキープするとはどこにも書いてない。だまされたね。バーバーカ。
と、個人的にはこれで終らせたいところだが、お店で販売している以上そういうわけにもいかない。やむなく「密閉状態で涼しいところに置いておけば24時間もつかもしれないが、マーシャルのような暑いところで開閉を繰り返したらそういうわけにはいかない」という苦しまぎれの言い訳をしておいた。
だがフキコさんはさらに食い下がる。曰く、この商品についてはわかった(マーシャル人も中国製品の質が落ちることはわかっている)が、お客さんがうちのお店に来るのは少し高くても良いものを買いたくて来るのだからそういうものを仕入れてくれ、という。
全く仰る通り。さすが勤続11年。やはりうちのお店の存在価値は高品質な日本商品にあるわけで、もちろん高品質=値段が高いのですぐには売れないのだけども、安かろう悪かろうではコストを度外視して他店を潰そうとする中国人ストアには太刀打ちできないのである。というわけで今後は安いものばかりでなく、良い物を一層充実させなければならない。直近ではクリスマスに向けた商品を充実させるぞう。