家に戻ったら殺されていた妻。我が身の潔白を証明できるのは一緒にいた女だけだが、彼女の存在は確認できず、煙のように消えてしまった…というサスペンス。追う者と追い詰められる者の不安というか緊迫感が特長的。
作者ウイリアム・アイリッシュは本名コーネル・ウールリッチ。どこかで聞いたことのある名前だと思ったらヒッチコックの『裏窓』の原作を書いた人だった。ちなみに『幻の女』も映画化されているらしい。
- 作者: ウイリアム・アイリッシュ,稲葉明雄
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1976/04/30
- メディア: 文庫
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