「最近の本も読んでみよう」週間の第一回は伊坂幸太郎。創元推理文庫だったのでミステリかと思っていたがそうでもなかった。
現在と2年前、二つの話が同時進行で徐徐に交錯するのは上手というか良かったし、叙述トリックにも怪しいとは思いながらも見事に引っかかったが、狂言回しの男の態度にイライラした。「河崎」に引きずられていくことについてもう少し説得力があればいいのだけれども。あと変なたとえが多いのが鼻についた。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2006/12/21
- メディア: 文庫
- 購入: 25人 クリック: 310回
- この商品を含むブログ (771件) を見る