たそがれ清兵衛

ハワイで買った本。映画化された表題作を含め、日頃侮られがちな武士がその一分を見せる話ばかりの短編集。似たような話といってしまえばそれまでだが、江戸時代を生きていた人人を描いていておもしろかった。この本の登場人物たちは決して歴史の表舞台には立たないが、確実に江戸時代をかたちづくっていたと思われるので歴史小説というより時代小説と呼ぶ方がしっくりくる。

たそがれ清兵衛 (新潮文庫)

たそがれ清兵衛 (新潮文庫)