隊員さんに借りた本。去年のベストセラーなんですか?ウェーバーと夏目漱石を手がかりに自分・知性・金・労働・愛等を柱にスッと解き明かしてくれる本。というとなんだか違う本のように聞こえるけども、日頃なんとなく考えていてもうまく表せないことを言葉にしたような本。最近いろいろなものを見聞きして第二次大戦後に日本人が絶対としてきた西洋・科学・進歩・合理主義というのは良いものではあるけれども、そういう方向へ邁進した結果が現在の日本や世界が抱える諸問題であるから、絶対としない方がいいんじゃないですか?というようなことを考えたものですが、大変良かったです。
- 作者: 姜尚中
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/05/16
- メディア: 新書
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