逆説の日本史12

豊臣政権の崩壊から徳川幕府の成立まで。
さすがに関が原の辺りは全く初めて聞く説は無かった。
豊臣家については「家康は存続させたがっていた」という説で従来の説を否定しているがその割に存続させたがっていたと考える根拠は書いてなかった。こればかりは従来通りの説でよかったように思う。
今回特に面白かったのは水戸徳川家のくだりで、これも他の人の考えに相乗りしたようではあるが、有事の際に水戸徳川家が皇室につくようにという密命を受けていたのだとしたら大日本史を作った水戸黄門慶喜のような将軍を出したことにも納得がいくし、なにより楽しい。

逆説の日本史〈12〉近世暁光編 (小学館文庫)

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