裁判所に召喚された話

月曜日は休日だというのに朝8時に会社から電話で起こされた。なにやら裁判所に召喚されたらしい。え。裁判所?
マネージャーのわかりづらい話を総合すると、お金のことでよその裁判について証言をしなければならないらしい。でも小切手の話ならマネージャーでいいんじゃないんですか?と食い下がるも、名指しで召喚状がきてるから本人じゃないとダメ、とのこと。ちなみにこの時点で裁判所の場所もよくわかっていなかったのだが出廷時間は9時。どこの世界に1時間前に証言を依頼される裁判があるんだとは思ったものの、とりあえず行かないわけにはいかないようなので取り急ぎ身支度をして8時半に家を出る。さすがに何も準備せずに行くのもアレなので会社に立ち寄り関係すると思われる書類をちょっと調べる。ついでに兄に裁判所の場所を聞き、出発。ちなみに考えていた場所と違っていた。
そして9時ちょうどに裁判所に到着。さすがやればできるコ。それでもどこに行けばいいのかよくわからないので適当なドアを開けて召喚状を見せる。すると聞いたやつのほかに数人集まってなにやら相談がはじまったが、結論は二階に行けということなので階段を上り、「HIGH COURT」「COURT ROOM」と書かれたトビラ(写真参照)を発見。この前で待っていれば間違いあるまい、と思ったら知ってる弁護士が中から出てきたので打ち合わせ。聞いてみたらなんだか簡単そうで一安心。とりあえず呼ばれるまでここで待っていてくれとのことなので待機。
しばらく待っても声がかからないので読書開始。しかし暑い。周りを見ると直射日光を浴びていた。物陰に避難してさらに待つが声はかからない。トイレに行ってみる。戻っても何もなし。この頃が一番暇だったので写真を撮った。読書を再開するも相変わらず声はかからない。しばらくするとどーでもよくなってきたので一階へ下りて一服。法廷といってもまあ大したことないだろうマーシャルだし、とか考えていたら弁護士と被告のおっさんがげらげら笑いながら出てきて曰く「今日はもう終り」。えー?
結局それで本当に終りなようで、休みにもかかわらずノコノコ出てきた私がバカを見た、という話。ちなみに帰りに会社によって事の顛末をマネージャーに話すと「休みなのに申し訳ないねえ」ということだったが、よくよく話を聞けば、以前マネージャーが召還を受けたときに「その辺は経理担当者に確認してくれ」と言ったらしい。やっぱりおまえか。