間宮兄弟

監督・脚本:森田芳光(2006 日)
出演:佐々木蔵之介、塚地武昌、常盤貴子沢尻エリカ中島みゆき
内容:間宮兄弟の話。
時は江戸時代。日本地図を作成したことで有名な間宮林蔵、彼は実の兄・虎蔵と共に諸国の動静を探る公儀隠密だった!二人は誰一人成功しなかった薩摩藩への潜入に成功するが、そこに潜んでいた巨大な陰謀に巻き込まれ林蔵は囚われの身に!弟を助けるべく奔走する兄!嗚呼、兄弟の運命やいかに!という妄想を思いつくタイトルですがこの映画は林蔵とは全く関係なく作中でも言われるようにたぶん「マニア」をもじった名前で、原作は江國香織の小説。
間宮兄弟は兄・明信、弟・徹信の30代半ばの兄弟で、社会生活は普通に送っているが兄弟二人そろうとどういうわけか幼く、また仲も良く、文字通り子供のまま大人になった奇妙な存在だが、それも親(中島みゆきが妙にはまっている)を見ればなんとなく納得がいく。物語はなにも変わらない兄弟の日常を描いていてそれだけといえばそれだけなのだが気がつけばもう少しこの兄弟見ていたい気持ちを抱かせられてしまうのはなぜだろう。なぜかしら。
ちなみにエンディングのタイトルロールで亡くなった祖父と同姓同名の人がいて驚いた。あと中島みゆきに専属のメイクがついていて驚いた。