チャップリンの黄金狂時代

監督・脚本・出演:チャールズ・チャップリン(1925 米)
内容:ゴールドラッシュに沸くアラスカにまた一人金鉱探しが。
一口にゴールドラッシュというとカリフォルニア辺りで(49ersというチームもあるように)19世紀半ばに起きた出来事だが、そのムーブメントがアラスカに移ったのは19世紀末らしい。とするとこの映画は当時20〜30年前の出来事を舞台にした映画であるわけで、ゴールドラッシュという言葉に感じる歴史と少しズレを感じた。
作品の方は久しぶりに見たところ、コメディアンとしての小ネタを大きな物語で上手くつなぎ合わせた点においてチャップリンのエラさを感じたが、小ネタのみを抜き出して考えると全体にキートンの方がパンチがあるように思う、てか好み。ただあくまでも笑いを追及したキートンと、もっと大きな主題を取り入れたチャップリンでは全くと言っていいほど方向性が違うので、並べてみるのがそもそもの間違いかもしれない。
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