南の島へ帰って行く私がミスタの家に押しかけて押収した一冊で、かつ彼は自分がまだ読んでいないのにもかかわらず貸してくれたという有難い一冊。著者の吾妻光良は一度だけ渋谷でスウィンギン・バッパーズ(ボッパーズ?)のライブを見たことがあって、しゃべりが面白かった。「このギターかっこいいでしょ〜。残念ながら韓国製で安いやつなんですけど、ギターは見た目が大事だからね〜」とか。件のギターはやたらと尖っていたなあ。
で、この本はその吾妻光良があちこちに連載した文章をまとめたもので、中にはBBにはじまりスクリーミン・ジェイ・ホーキンス、ゲイトマウス・ブラウンなどのインタビューも含まれている。というよりそれらを残しておくために出版したような本で、実際インタビュー以外の内容は著者の旅行記・ブルース関連のエッセイ・愚痴・遊び等等を寄せ集めたようなかんじになっており、半分以上は楽しめたがそうでないものもなくはない。特に面白かったのはゲイトマウス・ブラウンのインタビューと後半のジャケット福笑い。全体にライブの喋りとあまり変わらない姿勢が楽しかった。
- 作者: 吾妻光良
- 出版社/メーカー: スペースシャワーネットワーク
- 発売日: 2006/12/15
- メディア: 単行本
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