キヨハラ。

こちらでは2ヶ月に一度、最近では毎月になったようですが日本からの船が到着します。その中には個人的な荷物も毎度数箱入っており、退屈な南国生活の大事な糧となっています。なので私まで個人的に荷物を送りたい向きは荷物を高円寺のお店に持って行くと自動的に送られるのでそうすると良いと思うよ。
閑話休題。さて船荷の中には当然ながら会社用のブツが多いわけですが、その中にたまにウエス、つまりボロ布が一箱送られてきていることがあります。これは主に私の実家で集められたものでボロ布と言っても本当にボロボロなわけでもなく、中にはまだ着れるような、でも誰も着ないような服、というようなものが主です。具体的には先年亡くなった祖父の服とかでして、そういうものは程度によって雑巾にしたりこちらで商品として販売したりします。
さて話は変わりますが私の友人ヨウイチは読売ジャイアンツが好きで、もう移籍しましたが特に無冠の帝王こと清原和博がお気に入りでした。東京ドームに行った際も、彼は当然のようにキヨハラTシャツを購入。その後かなり高価な正式ユニフォームを買うまでの間、彼はイベントの度にそのキヨハラTを着て出かけたものでした。確か2003年のサマーソニックの時も着ていたはずなので、見覚えのある方もいらっしゃるかもしれません。
さて話を元に戻しますと今月の頭に日本からの船が到着し、先日お店でウエスが詰め込まれていた箱を兄が開梱していたのですが、名前を呼ばれて行ってみると何故かそこには見慣れたキヨハラTシャツがありました(写真)。驚いて本人に確認したところ、「そういえば最近見ないな」とのこと。おそらくは以前うちに遊びに来た時に着替えてそのまま置き去りにされ、うちの親に「今後誰も着ないTシャツ」として認定され、長い間段ボールに詰め込まれて送られてきたキヨハラTは幾分やつれて見えます。持ち主からは「粋に着こなしてくれ」と頼まれましたが、どうしたものでしょうか。