靴に恋して

監督:ラモン・サラサール(2002 西)
出演:アントニア・サン・フアン、ナイワ・ニムリ他
内容:5人の女性の群像劇
スニーカーを履く女、盗んだ靴を履く女、靴の種類は様様で入手経路も色色あるように女の人生も色色、という話であるわけですが靴とこの作品との関係はそれ以上のものではないので邦題は失敗。内容は全体に乾いた雰囲気の中でそれぞれの女性がそれぞれ全く別の(と思われる)生活を送る群像劇で、なんとはない話がエンディングに向けて収斂していくのは見ていて気持ちよい。まあ群像劇はそもそもそういうものであるが、中だるみしかけたところで意外な展開というか関係が待ち受けているので楽しかった。唯一気になるレイレの結末を良いか悪いか判断することは出来ないが、余韻は残るので映画的にはいいのかな。

靴に恋して [DVD]

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  • アントニア・サン・ファン
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