介子推

重耳の臣・介子推の生涯。重耳の放浪経路というか行き先は「重耳」を読んだばかりだったのできっちりと頭に入っていたが、半ばを過ぎたあたりでもまだ狐氏にいたりして本の残り部分に対して放浪期間は十分に取れるのだろうかと要らぬ心配が先にたった。
棒術の達人であったということだが忍耐君主の下での活躍はさすがに地味だった。いわゆる偉人の伝記と比べて何かを成したというよりは、いや成したわけだけれども己を貫いたというか天の意向に沿ったわけで、日本ではちょっと偉人としては数えられない類型の人であるように思う。

介子推

介子推