国家の品格

国家の品格 (新潮新書)

国家の品格 (新潮新書)

欧米の合理的な考え方に対し、日本の情緒や形を重視する考え方の方が上だ!とする本。基本的にはいいことが書いてあるように思えるが、どっちが上であるかはこの際重要ではなく、19〜20世紀にかけて合理主義で全てを推し進めてきたが、それだけでは間尺にあわなくなってきたから情緒や形式を重んじてもいい、ぐらいに止めるべき。
数学において理が絶対であるのは出発点が真理であるから、というのは納得。正しい理も出発点が間違っていれば間違った答に行き着く。