24アワー・パーティー・ピープル

監督:マイケル・ウィンターボトム(2002 イギリス)
出演:スティーブ・クーガン他
内容:マッドチェスター栄枯盛衰。
マッドチェスターの仕掛人を追ったドキュメンタリー風記録映画。パンクとグランジの端境期に英国の片田舎が世界の音楽をリードしていたことを記録したかったんだろうな、という作品。マッドチェスターに縁の深いマニがさりげなく出てたのが笑えた。ただ私の嗜好はもう少しロック寄りに重心があるのでそういう面ではあまり興味はないし、この映画の舞台となった80年代は知識として抜けている部分でもある。だから見て良かった面とそうでなかった面がある。そもそもドキュメンタリー的なものはあまり好きでなかったりする。
ただ、激しいのが流行った後にゆったりめの音楽がくる(←説明下手)という音楽界の流れはパンクとその後に来たニューウェーブ?あたりで確立されたように個人的には思っているので、この映画の主人公とその周辺の人たちがその基礎を作り上げたんだとしたら、その音楽の好悪は別としてそれはそれですごいことで、この作品によって記録されるのは良いことだ。