蜻蛉玉

蜻蛉玉―内田百けん集成〈15〉 (ちくま文庫)

蜻蛉玉―内田百けん集成〈15〉 (ちくま文庫)

百輭先生の趣味は鳥を飼ったり琴を弾いたり飛行機を飛ばしたりと多岐に渡る。貧乏しながらものんびりと多趣味なあたり、造り酒屋の一人息子というのんびりとした下地があるように思われる。小さな鳥に一喜一憂する姿や随所に見られる日常の光景一つ一つにこの人はどこまで本気なのかと笑わされる。
ちなみに蜻蛉玉は「穴のあいたガラス玉(ビーズ)のこと。模様のついたガラス玉をトンボの複眼に見立てたため、とんぼ玉と呼ばれた」。以上Wikipediaより。骨董市なんかで売っているのを見ると携帯のストラップにでもしようかと思うが、未だにしていない。
とんぼ玉 - Wikipedia