カルネ

監督/脚本:ギャスパー・ノエ(1991 フランス)
出演:フィリップ・ナオン、ブランディーヌ・ルノワール
内容:自分と娘を偏愛する馬肉屋親父
フランス語で『カルネ』は質の悪い馬肉、ふしだらな女という意味をもつ。親父は馬肉が質の悪い肉だということをわかっていながら「馬肉は素晴らしい」と言う。娘や自分についても同じことで、そのギャップはつまり世間に対する憎悪にかわる。この肥大した自意識とそれに伴う世間への憎悪、そして娘への情欲とその抑制、そしてそれらがふとした機会に爆発してしまう様を 40分という短い時間で描くためには必要なのかもしれないが、冒頭の馬の屠殺シーンなどあざとさが目につく。

カルネ [DVD]

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  • フィリップ・ナオン
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