新書

日本人の美風

出久根達郎の新書。日本人らしい種種の心配りをまとめた一冊。浜口梧陵、中谷宇吉郎、二宮尊徳、野口英世のパトロンたち、樋口一葉、一高校長たち、皇后美智子さま、の7つのエピソードを紹介している。 中でも二宮尊徳の話で、殿様からの荒廃した所領の立て…

石田三成

小和田哲男の新書。 石田三成については秀吉のブレーンというか実務係?で太閤検地の際などに活躍、あとは関が原の西軍首謀者くらいにしか知らなかったのだが、それは徳川家による情報操作の疑いが強いのだそうな。確かに島左近と並んで称えられた佐和山の城…

豊臣秀吉

小和田哲男の新書。 ちなみにこの本も1年ぐらい前に買って積読されていた一冊。 信長から政権を受け継いだ豊臣秀吉の時代というのは、なんというか後の江戸時代と比べてすごく華やかであった。考えてみれば彼の人生の転機も最大のピンチは本能寺の変かと思…

戦国武将

小和田哲男の新書。 「似たような本ばかり読んでるけど、いまさら戦国武将の何を知りたくて読んでるの?」という妻の質問に返答できず。本によっては新しい説があったりするのだが小和田哲夫の本はもう何冊も読んでるので、確かにいまさらという感じはする。…

歴史とはなにか

岡田英弘の新書。 「歴史とはなにか」とはずいぶん大きく構えたものだが、この本では本当に「歴史とはなにか」について語っている。 本書ではまず第一部「歴史のある文明、歴史のない文明」でなにが歴史かということについて「なにを歴史として認識するか」…

戦国大名

小和田哲男の新書。 最近の流行に乗った本よりも小難しい感じはあるが、戦国大名はどこから発生したか、その発生と分類について詳しい。戦国大名 (歴史新書―日本史)作者: 小和田哲男出版社/メーカー: ニュートンプレス発売日: 1985/10メディア: 新書この商品…

戦国 三好一族―天下に号令した戦国大名

戦国時代近畿地方に覇を唱えた三好一族について。 その頂点である三好長慶は、室町幕府の陪臣としてデビューしてのし上がってきたわりに、その機会を得ながらも天下を簒奪するまでにいかない、いまいち思い切りの悪い、流されやすいトップというイメージがあ…

江戸っ子はなぜ宵越しの銭を持たないのか?

落語を通じてのぞいた江戸時代を紹介。落語を知らなくても面白いが、知ってる方が良いかもしれない。落語の取っ掛かりにも良いかも。江戸っ子はなぜ宵越しの銭を持たないのか? 落語でひもとくニッポンのしきたり (小学館101新書)作者: 田中優子出版社/メーカ…

伝える力

池上彰の新書。買った覚えはない。 わかりやすい解説で引っ張りだこの著者による伝え方教室。私がよく使う、文章を書く際の順接の「〜が」も注意事項に入っていた。 ちなみに池上彰を「NHKこどもニュース」で見たとき、シャーロック・ホームズの英会話のおっ…

知の編集術

編集術をまとめた新書。 面白かったのは、全て同じプロットで作品を作るというジョージ・ルーカスの話。もっともかれが監督した作品なんてスター・ウォーズ以外ではアメリカン・グラフィティくらいしか知らないので全て、というのは嘘ではないにしても誇張で…

日本国宝物語―歴史に秘められた謎を訪ねて

日本の国宝にまつわる話をまとめた本。なぜかミスター戦国時代、小和田哲男の著作。歴史的事件にまつわる国宝、歴史に残る人物にまつわる国宝、海外との結びつきを示す国宝、宗教関係の国宝、伝承にまつわる国宝で章分けされている。御堂関白記の話が面白か…

日本人の美徳 誇りある日本人になろう

みんな大好き櫻井よし子の新書。現代の日本人への提言。ただ新書にするほどの内容ではなく、内容は多岐に渡りどちらかというとエッセイに近い。肩に力が入りそうな題名だがやさしい文章に肩透かしを喰らう。それでも今の日本人が忘れがちなことをやさしく述…

歴史と出会う

網野義彦が書いた残りを集めたような一冊。あとがきとか対談とか弔辞とか。 自らの教師経験を語るくだりで、教え子たちに呼ばれた同窓会の折にもう一度歴史の授業をしたという話があるのだが、そこで著者は過去に教えた内容が間違っていたことを謝ったという…

坂本龍馬の10人の女と謎の信仰

坂本竜馬を支えた10人の女性についてのそんなに詳しくない話に一章割かれていて、あとはジョン万次郎・河田小龍・千葉一族について。 目の付け所は面白いが勉強不足・文章力不足。最後に対談を載せてページ数を稼いでいるが、脱サラしてペンションをはじめた…

大江戸死体考

上に書いた「大江戸残酷物語」と同じ筆者がさらに「死体」をクローズアップして書いた一冊。試し切りの話や人斬り浅右衛門こと首切り役人山田浅右衛門とその一党について詳しく書いてあったのが良かった。大江戸死体考―人斬り浅右衛門の時代 (平凡社新書 (01…

大江戸残酷物語

転がる死体、公開処刑等等、江戸時代の陰惨な面に魅せられた著者が集めた記録の集大成。 一口に江戸時代といっても人間の営みが260年も続いているのだから事件があって当たり前。しかも「死」ということが現実からかけ離れてしまった現代から見るから陰惨に…

将棋の駒はなぜ40枚か

将棋の成り立ちと歴史。大将棋→中将棋→小将棋(現在の将棋)に至る歴史の他、江戸時代の将棋家、大橋本家と分家、伊藤家についても詳しい。 300年以上前の日記が残っていて今も読めるというのは日本だとそれほどたいしたことではなく感じてしまうけれども、…

日本文化のキーワード

7つのキーワード「ありがとう」「遊び」「匂い」「間」「道」「わび、さび」「あわれ」を元に、日本人の原風景を描き出す一冊。日本の文化を説明する場合、「もののあわれ」等のいわく言い難いものになってしまいがちだが、つまるところそういうものの存在を…

三種の神器

天皇家に伝わる三種の神器についてとその歴史。日本人なら誰でも知っていると思ったら周りの人は意外と知らなかった。そんなことはあるまいと入力してみたら、八尺瓊勾玉、草薙剣は一発で変換できたが八咫鏡はダメだった。意外と知られてないんですね。 勾玉…

裁判官の爆笑お言葉集

裁判官が述べた言葉を集めた本。それほど爆笑というわけでもないが、それが逆に普通の法廷のカタさが想像できる。中身は少し中途半端な印象。裁判官の爆笑お言葉集 (幻冬舎新書)作者: 長嶺超輝出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2007/03/01メディア: 新書購入:…

九代将軍は女だった!

ハワイのブックオフで買いました。 タイトルの他に大名の不通、徳川家康等にまつわる珍説等を紹介した一冊。どれも面白いが、トンデモの域を出ない。九代将軍は女だった! 平成になって覆された江戸の歴史 (講談社+α新書)作者: 古川愛哲出版社/メーカー: 講談…

地図だけが知っている日本100年の変貌

日本地図に残った歴史の変遷。面白いのもあったけども、地形という明らかなかたちに残っている時点で「地図だけが知っている」わけではなく、地図からわかることは見逃しがちなことに過ぎないわけで、唸らせられるほどの驚きはなかった。地図だけが知ってい…

日本神話とアンパンマン

アンパンマンと日本神話が似ているね、という本。そもそも日本神話の型は大方の日本人の頭の中に刷り込まれているので似ていても不思議はない、というか似て当然と思うが、その点を差し引いてもまあ面白い比較だった。日本神話とアンパンマン (集英社新書)作…

戦国の群像

戦国時代といえば戦国武将、武士の時代と思いがちだが、そこには当然武士以外の人もいたわけで、では農民・商人・公家・猟師・漁師等等はどのように生きていたのか、武士たちとはどのように関わっていたのか、というまさにタイトル通りの一冊。百姓を一括り…

漱石を読みなおす

漱石のいろいろな作品を通じての文学鑑賞。読んでない作品についてはまた後で読むつもり。 こういう文学研究を読むといつも思うのが、作品発表当時にここまで掘り下げて読んだ人がいたのか?という点と、本当に作者はそこまで意図していたのか?という点。前…

頭脳勝負

若くして竜王になった渡辺明による、将棋とはどういうゲームか、将棋界はどのように成り立っているか、という解説書。言ってみれば将棋の宣伝で、深い話はないが将棋を見るためのポイントなどは丁寧に解説されているので良かった。他に対ボナンザ戦の心境な…

織田信長合戦全録

題名通り、織田信長の生涯を通した戦いの記録。著者は信長の家臣について詳しいのであまり名前の残らなかった簗田広正や坂井政尚、塙直政なんかも含めた家臣の働きについても詳しく載っていて満足。ただしそれが何に対して満足なのかは自分でもよくわからな…

日本史の一級史料

史料編纂所に勤める筆者のこれまでの研究成果を使った歴史史料の紹介。実際にどんな活動をしているか等はなかなか勉強になるが、日本史全体の中でも一級と呼ばれる史料はどんなものか?という読む前の私の期待には「一級二級の別は個人的なもの」とか「二次…

決断力

羽生善治が約20年間の棋士生活を通じて得た知恵のまとめ。当たり前といえば当たり前の内容が多いが、さすがに一流の人が言うと説得力があるというか、真摯に将棋と取り組む筆者の姿が見えるようで感じが良い。ただ将棋のことを少しでも知らないとわかりづら…

日本の城 封印された真実

城にまつわる秘話を集めた一冊で、初めて聞く話も多かったが特に封印された真実は見当たらなかった。日本の「城」封印された真実 (KAWADE夢新書)作者: 中山良昭出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2009/04/24メディア: 新書 クリック: 1回この商品を含む…