2016-02-12から1日間の記事一覧

魔女がいっぱい

ロアルド・ダールの児童向け小説。はるかさんに買ったのだけどもキャーキャー言いながら楽しそうに読んでいたので、読み終わってから借りた。子供向けの本にありがちな間抜けな魔女ではなく、本気で子供を殺しにかかっているところが真面目で良かった。最初…

隅の老人の事件簿

バロネス・オルツィのミステリ短編集。 新聞上で迷宮入りしかけている事件を名前も知らない「隅の老人」がたちどころに解き明かしていく。ホームズのライバルという妙な肩書きがついているが、新聞記事から自分の推理を述べていく、というスタイルのせいか単…

居心地の悪い部屋

さまざまなタイプの小説を集めた短編集で、共通点はただ一つ、居心地の悪さ。いわゆる「奇妙な味」とも少し違う、もっと人を不安にさせるような話ばかりで、当たり前だが後味が悪い。 ただ、型に捉われないというのか、小説というジャンルの持つ可能性は私が…