2012-04-18から1日間の記事一覧

二十歳のあとさき

出久根達郎の自伝小説。3の2。これでようやく3冊全部読めた。 主な内容は中学を出て古書店に勤めるようになった著者が、他の店の同じような立場の書店員と始めた勉強会の顛末で、特別に甘い話は無いのだが、なんとなく甘酸っぱい気持ちにさせてくれる。 とか…

鬼女伝承とその民俗-ひとつ家物語の世界

こういうのはなんていうんだ。研究書というほどマニアックでもないんだけども。さまざまな形で描かれた「ひとつ家伝説」が、どのようにして生まれ変化してきたかを明らかにする本。 猟奇的な話というのはいつの時代も一定の支持を得るものらしい。殺し合いが…