2007-06-30から1日間の記事一覧

上野介の忠臣蔵

歴史は視点を変えれば感じ方も変わるが、これはその最たるものの一つで、日本人の間に膾炙した「忠臣蔵」を、通常悪役とされる吉良上野介とその臣である清水一学を主人公に描いた話。上野介を善玉とするべく色色と努めているのはわかるし実際そうであった部…

幻色江戸ごよみ

江戸時代を舞台に怖い話と人情話をうまく織り交ぜた作品集。闇=人外の世界、という考えが否定されなかった時代の、人の心の闇の部分を突いた話が多いというかほとんどで、個人的には結末をぼかしてある「庄助の夜着」が面白かった。幻色江戸ごよみ作者: 宮…

歴史を変えた誤訳

ちょっと違うがベルリンの壁崩壊時のような話を期待していたのだが、期待通りなのはポツダム宣言のくだりのみで、良い意味で裏切られた。 同じ単語でも言語が異なればニュアンスも異なる言葉というものがあって、そういうものも含めると通訳というのは正に文…

グアム滞在記

6/29の夜の便で成田を出発し、6/30午前1時頃グアムに到着。というわけで今日はグアム泊、しかし乗継便の搭乗時間は午前5時なので空港泊。とはいえ何度も飛行機待ちをしている場所である。そこは勝手知ったるなんとやらで、まっすぐ入国審査を抜け(他の国は…