疫病とサー・トム・ジョーンズ

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語尾につけただけ。

最近SNSマーシャル諸島が注目されている!?と思ったら適当に語尾につけているだけだった。世の中何が流行るかわからない。今年の流行語はコロナか自粛警察が適当かと思うが、まだ2020年は折り返してもいないのでもっと強烈なのが来るかもしれない。
それにしても自粛警察という言葉はよく思いついたものだが、やってることには感心できないというか、そんなこと本当にする人いるんだ、と驚くばかりである。自粛警察と言い誹謗中傷と言い、他人様のことは放っておいて己の身の振り方だけ考えてほしいものである。他人を批判する前に、何か事情があるかもしれないとか、自分とは違う意見には理由があるのかなとか、頭を巡らせれば大抵のトラブルは起こらないし、そうするのが当然で、そうすることなしに批判してしまうのは日本人が画一的であるべしと思いこんでいるのかな。ごく一部の人が悪目立ちしているのだろうけど。
ついでに、日本政府は頑張ってるということは声を大にして言っておきたい。誰も解決策がわからない状況にもかかわらず被害者は少なくできてるようだし、ベストではないにしてもベターな対応ができているのではないだろうか。むしろこの状況で政府を叩いている人は、100年に一度の疫病ということを理解できていないか、何かしら別の理由があってやってるとしか思えない。「右や左で喧嘩はおよし、ぼくらが見るのは常に前」というように、いや都都逸を引き合いに出すのは不適当かもしれないが、テレビ局も野党も非常時は与党に協力して艱難を乗り越えるべきでありましょう。敵はウイルスであって政府ではない。
あとひとつ、フリーランスで保証がないとお怒りの方々、冗談であれば面白いんだけども、そうでなければ何か勘違いをしている。保証がないからこそのフリーであって、保証がほしい人は初めから組織に所属するための努力をした上でその対価を得ている。まあほとんどの人はわかっていることであるのだけども、利益だけ享受して不利益は受け付けないというのは道理に合わない。ここはひとつ嘘でもいいから「保証はないけど束縛もない、フリー最高!」と叫んでこそ真のフリーと言えるのではないか。真のフリーランスを名乗るチャンスであると思って是非。

 

これだけでは愚痴で終わってしまうので、鬱鬱とした毎日が楽しくなる音楽の紹介。

 


TOM JONES - Chills and Fever (1964)

 

Sir Tom Jonesの「ウ~ン」とか「イェ~」を聴くだけで、日頃の悩みが雲散霧消、嘘のように元気が出ます。たぶんコロナにも勝てる。Sirだし。

まだお試しでない向きは、この機会に是非Sir Tom Jonesをお試しください。

 

満願

米澤穂信のミステリ短編集。読者をミスリードさせて結末で引っくり返すタイプ。どれもきれいにどんでん返しが決まっているが、さらりとしているのでパンチが弱く感じた。盛り上がりに欠けるというか。
ただ『関守』だけは十分恐かった。落ちが読めてもまだ怖いというか。火曜サスペンスに一つだけ世にも奇妙な物語が混ざっていたような、出久根達郎の短編小説のような感じ。
満願 (新潮文庫)

満願 (新潮文庫)

 

 

史上最強のCEO

 独特の高テンションで痛いところを突いてその気にさせようとする自己啓発本

そもそも「国内で初日に100万部突破!」が胡散臭い。出版社もあまり聞いたことのない会社だし、ググるとあちこちに勝手にポスティングされてたという話もあるし、何なんですかねこれ。

経営者が90日間仕事を離れられるようにすべしとか、イノベーションが大事とか、言ってることはまあ間違ってないのだが、当たり前のことを大書されると胡散臭い。と思うのは私という人間がせせこましくできているからか。

史上最強のCEO

史上最強のCEO

 

 

アルノ環礁に行ってきました。

先週末は隣のアルノ環礁に行ってきた。何度か来たことがある。たぶん今回で5回目。いずれも仕事だったので、純粋に遊びに来たのは初めて。

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アルノの港。

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ビーチ。

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ビーチ。

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ビーチ!

ご覧の通りマジュロにはないビーチがあって、すごくきれい。泊まれるところもあるのだが、ここまでの移動は今のところボートしかなく、外海は荒れると結構大変。近くて遠いアルノ環礁たる由縁である。

今回も出発時は天気が良かったのだが、外海に出た途端に雨雲に遭遇。落差で体が浮き上がってしまうくらいの波で、口の中まで潮辛くなるほどずぶ濡れ、尻は船体に打ちつけられ、1時間くらいは我慢大会であった。ちなみに体が浮くと立ち上がり、また座りを繰り返すので図らずもスクワットしている状態になる。いまだに体中が痛いのは日頃の運動不足もあるのでボートのせいとばかりは言えないが、観光客を連れてくるにはハードルが高い。

それでも今回は国会議員と一緒だったこともあり、いろいろと準備してくれていたので何も不便を感じずに滞在することができた。魚は釣れなかった。早く飛行場を整備して、簡単に訪問できるようになるといいなあ。

ツイッターに興味あるけどアカウント作れない問題

今日日どいつもこいつもツイッターでつぶやいていて、楽しそうである。吾妻さんでもできるくらいだから*1、私もアカウントを作ろう!と思ったが。

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まさかの表示。

この国はサポート外だった。

 

*1:アルバム「Senior Bacchanals」収録のGumbo de Twitterより