古城秘話

 城の歴史は凄絶な人間絵巻である。――北は松前城から南は鹿児島城まで全国三十の古城にまつわる伝説を鮮やかな語りでよみがえらせる。(amazonより)

南條範夫の城にまつわる短編集。著者特有の情念に満ちた語り口の伝承、伝説は雰囲気があって素敵。

古城秘話 (ちくま文庫)

古城秘話 (ちくま文庫)

 

 

メルヘンの深層

シンデレラや赤ずきんちゃんの物語から魔女裁判、人間狼、子捨てなど、ヨーロッパ社会の忘れられた実像が見えてくる。(amazonより)

 メルヘンな童話を様々な視点から見直す。

メルヘンの深層―歴史が解く童話の謎 (講談社現代新書)
 

 

日本の古代道路を探す―律令国家のアウトバーン

日本の古代道路について、どのように計画され機能していたか、またどうやって探すかまで丁寧に書かれている。フィールドワークの方法まで書かれている本は初めて読んだ。タイトルに偽りなし。
面白かったのは上総/下総の国名の逆転について。というのは、国の名前は京から近い方に『上』を付けるのが普通であるのに現在の千葉県にあたる地域は南側が上総、北側が下総で、普通に考えれば逆なんだけども、当時の東海道相模国から海路で房総半島へ入る経路だったため、京に近いのが南で遠いのが北、つまり南が上で北が下、というように決まったのだそうです。へえ。

日本の古代道路を探す―律令国家のアウトバーン (平凡社新書)

日本の古代道路を探す―律令国家のアウトバーン (平凡社新書)

 

 

決定版 邪馬台国の全解決

国史書特有の記述法を元に資料を解読し、邪馬台国の場所を解く本。邪馬台国への距離という軍事機密ともいえる情報を正直に書くわけがないとか、当時の常識を踏まえて納得のいく箇所もあるが、こちらの勉強不足もあって著者の主張がどこまで正しいかを判断できないのが残念。著者のくどい文章を割り引いても、楽しかったといえる一冊でした。

決定版 邪馬台国の全解決

決定版 邪馬台国の全解決

 

 

STAR WARS 99人のストームトルーパー

子供たちに買った絵本。
絵本そのものは面白いんだけども和訳が余計な言葉を追加しているのが気になる。うちの娘は英語で読んでいたようなので気にならなかったらしいけど。

STAR WARS 99人のストームトルーパー

STAR WARS 99人のストームトルーパー