伝え方が9割

評価が高かったので読んでみたビジネス本。
相手の立場で受け入れやすい言葉にすると、まったく伝わらなかったものが少しは伝わるよ!という本。具体的には
  • 相手の好きなことに絡める
  • 嫌いなことを回避
  • 相手に選ばせる
  • 相手を認める
  • 相手に限定する
  • チームワーク化する
  • 相手に感謝する
というようなことを念頭に置くことで0%だったものも目が出てくるそうです。言葉を変えることは今すぐできることだから、すぐに変えていこう!という。
こういった、このやり方でやってみよう!的な本は、というか著者は、その主張するやり方に絶大な自信を持っていて、それはまあ本を出すくらいだから当たり前ではあるんだけども、こんなことは誰でもやっているだろうなとか、思わないんだろうか。思わないんだろうな。すごいな。

 

伝え方が9割

伝え方が9割

 

 

Drinkin' Hoppys@高円寺次郎吉

一時帰国中の6月30日、Drinkin Hoppysというバンドの3rdアルバム発売記念ライブがあったので、久しぶりに次郎吉へ。吾妻光良がプロデューサーとして関わったとかで、ライブにも客演で出るのである。
Drinkin Hoppiesは吾妻さんの弟子のようなジャンプバンドで、「訳詩の会」の会員でもあるらしい。演奏も良いし歌もうまいが、本家と比べると毒が足りない気がした。吾妻さんのユーモアがむしろ際立つ。でもギターボーカルの人は本職が学校の先生であるらしい。大したもんだ。

ちなみにアルバムタイトルの邦訳は「酔っぱらってねえす、呑んでるだけっす」 。

アイ・エイント・ドランク、アイム・ジャスト・ドリンキン

アイ・エイント・ドランク、アイム・ジャスト・ドリンキン

 

 

グランドマンション

折原一のミステリ連作集。"グランド・マンション"に住むあくの強い住人たちの引き起こすトラブルがミステリ仕立てでまとまっている。
ミステリはパーツを並べてそのつなぎ目を隠すことで成り立ち、つなぎ方に意外性があるだけ読者は驚かされる。しかしそのつなぎ方もあんまり非常識なことでは受け入れがたいし、かといって常識的であれば面白くない。常識の範疇で裏をかいてくれると最高だが、読者の盲点を突かなければならないのでそれはなかなか難しい。
その線でいうならば本作は着地点は何となく見えているものの、短編それぞれは先を読みにくい感じだったので良かった。

 

グランドマンション (光文社文庫)

グランドマンション (光文社文庫)

 

 

パイド・パイパー

ネビル・シュートの長編小説。ドイツの爆撃にさらされるロンドンのクラブで出会った老人から聞いた冒険譚。
主人公は70歳のおじいさんで、戦争の始まったフランスから脱出しなくてはならない羽目に陥ってしまう。しかも他人の子供を連れて。しかもどんどん増えていく。普通の生活に入り込んだ戦時の描写が恐ろしく、派手なアクションやら銃撃戦やらはなくても十分な緊張感を味わえることを教えてくれる名作。 
パイド・パイパー - 自由への越境 (創元推理文庫)

パイド・パイパー - 自由への越境 (創元推理文庫)

 

 

はてなブログへの移行完了

来年4月ではてなダイアリーが終了するらしいので、はてなブログへお引越し。はてなダイアリーは平成と共に終ることになります。

ブログのタイトルは元のままで行くか迷っているところですが、まあどうでもいいっちゃどうでもいいので、また気が変わったら変えるかもしれません。